はじめに
情報環境が高度に分極化した時代において、研究機関の公共的価値は「信頼に値するか」にかかっています。信頼は自己宣言からではなく、再現可能な仕事の進め方から生まれます。そこで当研究所は、編集部と研究者の共通の作業基準としてコンテンツ制作と引用の規範を起草し、公開で意見を募集します(v0.9)。
一、事実・引用・分析の分離
- 事実の記述:検証可能な出典を明示し、未検証の説を事実として提示しない。
- 引用:発言者、場面、文脈を明記し、原意を切り取らない。
- 分析と意見:著者または編集部の判断であることを明示し、事実と混在させない。
- 不確かな点:「現時点の公開資料によれば」「なお検証が必要」などの限定語を用い、曖昧に済ませない。
二、出典と追跡可能性
- 公開資料の引用は出典とアクセス日を明記し、非公開資料は入手の性質と利用の境界を示す。
- データと統計:定義、年、原公表主体を明示し、孫引きは一次出典まで遡る。
- 機関の立場と研究者個人の見解の境界は、文末または著者欄に明示する。
三、版・更新・訂正
- 正式な内容には版番号を付し、更新時は同一ページに版の記録と要約を残す。
- 事実誤認を発見した場合は、元のページに目立つ形で訂正を記載し記録を残す。履歴を黙って書き換えない。
- 当研究所の内容を転載・引用する際は、版と出典を保持し読者が遡れるようにすることを推奨する。
意見募集
本規範は現在意見募集稿です。関係者と読者の方々から上記条項への改訂意見を歓迎します。窓口は当研究所のお問い合わせページ、募集期間は本公告の公表後30日間です。意見を集約したうえで正式版を公表し、各版の差分をアーカイブします。
出典と版:本文は当研究所の公告であり、規範本文は編集部が起草しました。版 v0.9 意見募集稿(2026-09)。